ADHDかもしれない

子供の頃から、ちょっと変わってるねとか、天然?と言われてきました。
片付けも昔から苦手。
子供の頃から、忘れ物大王。失くす天才。


人の話が頭に入ってこないことがあって、急に話しかけられて慌てたり。
居酒屋とか、人の話し声でザワザワしてるような状況だと、目の前で話している人の言葉が入ってきません。
マジで聞こえません。


授業とか、集中して先生の話を聞いてなきゃいけない時、先生の言った一言が気になって考え始めてしまって、話についていけなくなったり。


段取りも苦手。めちゃくちゃ苦手。
スケジュール管理も苦手だから、遅刻は日常茶飯事。
ここ数年は、スマホのリマインダー機能でどうにかなってるけど、たまにやらかす。


などなど、色々と昔からやらかしまくりの人生でした。


16年くらい前、サリ・ソルデンの「片付けられない女たち」という本で、初めてADHDという言葉に出会いました。
これだ!と思いました。


ただその頃の日本では、ADHDは子供の発達障害であって、大人になると治るもの。
大人の発達障害なんてありえないものでした。
病院で診断がつくものではないし、大人の発達障害を診てくれる専門家はいませんでした。


だから、私ってADHDかもしれないと感じただけで、じゃあどうしたら辛くなくなるのかも分からず…
遅刻とか失くしものとか、自分で工夫出来るところを工夫するしかありませんでした。


工夫してても、やらかすしね……
ふつうにお勤めしてる時は、人並みにやっていくことが本当に大変でした。


片付けられないので、部屋の中は常にぐちゃぐちゃ。
仕事だけでなく日常生活も、人並みにってすごく大変。
いつもギリギリだった。


だけど、仕事を辞めて専業主婦になって、時々在宅でデータ入力の仕事をするだけの生活になったら、昔より格段に悩みが減りました。
日常の生活には支障出まくりではありましたが、仕事上の困りごと、ストレスは減りました。


在宅でいいから遅刻の心配はしなくていいし、締め切りはあるから段取りはつけなくちゃいけないけど、マニュアルを作ったり、やるべき仕事のリストを作るとかで工夫してた。


その後、とある事情で会社役員になったところ、更に楽になりました。
工夫してても相変わらず時々やらかしましたが、やらかしても挽回出来たというか、何というか…


役員に直接文句を言う人はいなかった。

スタッフに渡す給与明細を持って行き忘れても、ごめん!明日持ってくるね!で済んだ。


電車に乗り遅れてミーティングに遅刻しそうになっても、分かりました〜大丈夫です〜お気をつけて〜って。

スタッフが気を遣ってくれる。うう…あの時は申し訳なかった…


現場の仕事はスタッフがまわしてたから、私が直接手や口を出す必要はほとんどなかったし。

業者さんの対応で、私が出て行かなきゃいけないことがたまにあるくらいで。

正直、私の仕事ってなんかあった?って感じだな。今思えば。


だから、昔ほど苦しさを感じなくなっていたんですね。
誰からも至らないところを指摘されないので、自分でも不得手なところを問題と感じにくい状況だった。



ところが、役員を辞めて新しい仕事を始めたことがきっかけで、最近また悩み始めることになりまして。
他人から指摘されることが増え、それも似たような事で何度も注意されて、アレ?と。


この仕事、向いてないのかな?
ひょっとして、私には難しい仕事だったのかな?
と感じるようになりました。


また息苦しさを感じ始めたことで、私って他の人と違う?どこが変?もしかしてADHD?
という疑問を、今のタイミングではっきりさせたい!


と思って、大人の発達障害の診断や検査の受けられる病院を探そう。
何ヶ月待ちでも構わないから、確定診断を受けたい!


うちの近所で検査の受けられる病院をピックアップして、片端から電話して、予約がとれたところに行こうと考えました。
1軒目で、アッサリと初診の予約が取れたんですけどね。


それで、初診時に悩み事を話して、色々聞かれて答えてたら、ADHDの傾向があるかもしれませんねと言われ、検査を受けてみることになりました。


かもしれないと言われて、やっぱりそうか…という感じ。
話してるうちに、泣いちゃったよ。


まず最初に受けた検査については、また別記事で。
長くなっちゃったから…